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次の日のこと…。
「くら…朝倉!!」
「はっはい…!!」
先生の声にあたしはとびおきる。どうやらあたしは授業中にねてしまったようだ。
「なんだ?朝倉にしては珍しいな。勉強のしすぎか?おまえらも朝倉を見習えよ~っ、じゃあ朝倉ここの答えは?」
「2√5です。」
「正解だ。さすがだな。よし次の問題!!」
「何今の~寝てたの朝倉なのにさぁ~うざっ」
「キモッ…。」
口々にいってる。それでもあたしは気にしない。そのときだった。
「朝倉さんすごいな。」
トナリである有賀和人が声をかけてきた。
「………。」
「ど~やったらこんな難しい問題とけんの?」
身を乗り出してあたしにきいてくる。
「やめろって~。和人~。」
「朝倉の勉強の邪魔だろ??」
有賀といつもつるんでる友達がふざけていう。
「ハーイ。ハハハ…。」
有賀も笑って応じる。
うざっまぁ関わりたくないし。いいけど。
あたしは心の中でまた思った。
放課後…。
うわぁ~。早く帰んなきゃ!!全く何なのよ先生はっ!!
東大は考えてないのか、東大はいいぞって…。
まぁ~少し今日は入りの時間おそめだから大丈夫だとは思うけど…。でもはやくしないと!!
あたしはかばんをとりに教室に戻る。ガラッとドアをあけると…。
「あっ朝倉さん!!」
「………。」
有賀が教室にいたのだ。なんでこんなとこに…。
「バイバーイ。」
にっこり有賀はあたしに手を降った。
「…さよなら。」
あたしは急いで教室をでて、ラビリンスに向かった。
「おはようございますっ遅くなりました。すみません!!」
「おつかれ。みゆき。」
リリさんが暖かく迎えてくれる。高校生である事情知っているのでそこらへんは配慮してくれる。
「じゃあ今すぐに8番さんついて。」
「はい。」
こうしてまた今日も仕事を始めた。そして少しして落ち着いたときに彼らはやってきたのだった。
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