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ユダは至近距離の銃弾も躱し、涼平に銃を向けた。
バン
涼平「ぐはっ」
涼平は至近距離で撃たれたため、後ろに吹っ飛んだ。
ユダ「君は、もう少し優秀かと思ったが、過大評価をしていたみたいだ」
涼平「くそ~」
パララララ
涼平は最後の力を振り絞り、撃った。
ユダ「くっ。まだそんな力があったとは……」
ユダは涼平の銃弾を2ヶ所、かすった。
涼平「お前は絶対にたおす…」
ユダ「それは無理だ。力の差がありすぎる。安らかに眠ってくれ」
バン
涼平の胸に向かって、撃った。
涼平「くっ…亜美…悪い。政府を…たおす…ことが出来なかった。寂しい思いをさせてごめんな。俺も…今…から…亜美のそばに……」
涼平は胸のペンダントを握ると、そのまま息を引き取った。
ペンダントの中には仲の良さそうな二人が写っている写真が入っていた。
ユダ「今度、生まれ変わったらプログラムなんかに巻き込まれないで永遠に幸せな二人になれるといいな」
ユダはそのまま、涼平を見ながら立ちすくんでいた。
男子10番 松阪涼平死亡
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