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ー香川県内ー
とある民家には二人の男女がいた。
三爾郎「お待たせ~洋梨のタルトとオレンジピールのチョコパウンドケーキだよ~」
里子「ありがとうございます」
中にいたのは、里子と三爾郎であった。
三爾郎「君のために作ったんだから、どんどん食べていいよ」
里子「は、はぁ」
里子は三爾郎のテンションに少し疲れていた。
パク
里子「ん゙~~すごい美味しい」
三爾郎「でしょ。いい果物があったから、作ってみたんだ~」
里子「さすが家庭科の先生ってだけありますね~」
さっきまで疲れきっていたが一気に晴れ上がった。
三爾郎「食は、人に元気を与える大切なものなんだ。特に甘いものは疲れているときに効果的だ。だから今回は砂糖ではなく果物本来の甘さが引き立つよう調理しておいたよ」
里子(先生のせいで疲れたんだけど……でも、本当に疲れが取れた)
里子は少し苦笑いをしながら洋梨のタルトを食べていた。
三爾郎「それにしても達也の奴遅いな。俺達に気を遣ってくれたのかな」
里子「えっ??(^o^;」
三爾郎「ハハ。冗談だよ、冗談」
里子(も~誰か助けて~~)
里子は心のなかで助けを求めていた。
三爾郎「よし、食べおわったら達也を探しに行ってみよう」
里子「そうですね」
二人は見附達也を探すため、家を出た。
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