何時まで?

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ガチャ  キィー…   田原「そこに掛けて下さいな」   平山は社長室に案内され,ソファーに座った   周りは,いくつか書物が並べられているが,オーディオ機器が多く見受けられた  平山「あの… 束のこと申し上げますが,このオーディオで何時も何を聴かれのですか?」   田原「オーケストラやバラードなどが今のマイメロだよ。 何分,『踊り』が有って会社が成り立っているようなものだから,楽曲にも力を入れているんだ」     平山は段々と,会社の主旨が分かってきたような気がした   田原は続けて,自社が手掛けている事業の内容を話してくれた     田原「月に2回程,社内掲示板にてオーディションを設(もう)けてね,若者… いや,僕も若い世代に入るか(笑) 選考会を開いているんだ。   まぁ,この選考会はデビューも兼ねて,音楽業界とも繋がりを持っているから インターネットでHP(ホームページ)を開いて,案内表示に出した所,各国から応募が沢山寄せられたんだ。   これがキッカケでデビューする人もいるから,皆さん一生懸命❗ デビュー後は会社でバックアップし,育てるんだ。 予算は結構掛かるが…皆さん夢を持ってここに来てくれるから,つい応援したくなってね。 まぁ,それなりに苦労は重ねて来たけど…苦労を惜しまない努力が報われたから嬉しくてね(笑) それから…」     田原は初対面の平山に対して,今に至るまで「踊り子」の事を詳しく話をしてくれた   平山は田原の話を聞き,メモ帳に書いて記した
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