魔法と精霊と秘密

第一章～落ちこぼれ少年～

「次！時乃！」この先生は重力魔法の試験官。

そう今は重力魔法の試験中である…。
「は…はい…」弱々しく答える
『重力よ。我に力を！グラビレィ！』―……。
「時乃、お前またか」
先生は呆れている。
「そうみたいですねー」
「そうみたいって。なぁ。まぁいい…次！」

―試験は終わった。当たり前としか言いようもなく、不合格である