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流産したショックはかなりのモノだった。でも笑ってと最後に言われたからあたしはすぐに元の生活をした。一ヶ月後のまさかの妊娠。
ドラッグストアの駐車場で検査した。トイレからでてきてそっとのぞくとやっぱり妊娠していた。
彼は一言。
『おろしてくれ』
灰皿投げて車ん中ぐちゃぐちゃにした。暴れまくった。
命あるものをあたし達が作り出したのに殺すの⁉
すぐにわかった。女がいると。
彼の父親がお金を持って実家へ来た。
『これで処分してください』
ごみじゃないんだよ⁉
あたしはそのお金で実家近くにアパートを借りた。赤ちゃんとあたしの家。
おろすことは出来なかった。18歳。浅はかかも知れない。
でもあたしはママだから。この子はあたしの子だから。
18歳の決心。Singlemother。
決して楽ではない。分かっている。人間一人育てる事。
でも不安の中でさすったお腹は温かかった。
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