忍と出会った冬

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葵と切れないまま忍とも付き合い初めて何日か経った… この時はどちらもそうたいして好きでもなくて、恋に恋してる事が楽しかった  望に言われるがまま葵を切ろうと電話したが切れなかった。 そして忍と付き合い始めて数日で流れでHした Hした次の日にはやっぱり葵に戻ると言って忍の電話を着拒した。 一瞬葵に落ち着いたように見えたが、それから2週間程経った頃、あたしはインフルエンザにかかってしまい寝込んでしまった。病院に行けないまま部屋で寝ていると望が『忍サンに電話して病院に連れてってもらいな』 と言い出した。 そんな図々しい事は出来ないとあたしは拒否ったが望はあたしの携帯から忍に電話し始め忍を部屋に呼んだ。 今思えば望はこの時から忍にハマらせようとしていたのだろう。 この頃あたしは望と二人になる事が多くて、望はあたしと二人になると忍の事ばかりで何とか葵とあたしを切ろうとしていた。 電話をして程なく忍は片手にスーパー袋を持ってやって来た。 中身はお粥とスポーツ飲料。 「熱あるんだろ?動けないだろうと思って買ってきた」さりげない優しさだ。 忍の電話を着拒してからは忍とは会ってなかった。 1度電話で話したがその時は『終わった事をいつまでも気にしてもしかたないだろ。気にすんな』と言っていた。 そして今回、望が電話した事で忍に病院に連れてってもらう事になり、病院から帰ってきた後も何事もなかったかのように忍は布団の中でキスをしてきたり抱きしめたりしてきた。 そんな繰り返されるさりげない優しさにふれてあたしは少しずつ忍にハマっていった。
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