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《人間というものは》
俺の姿は人間に見えるだろう
姿によってだけきめられるのではないだろう
人間というものは
血だって流れているだろう
拳だって殴れるだろう
二本足で丁寧に走れるだろう
両手で赤子を抱き上げられるだろう
本能なんて少しだろう
笑顔だってあるだろう
人間というものの資格を持つ事は簡単なのだ
人間と言うものは
殴られても仕返ししないだろう
人の感情を感じるだろう
判断だって創造力だってあるだろう
どんな苦難だって成し遂げられるだろう
人間の愛と絆ってやつもあるだろう
生きられるだけ生きるだろう
幸福を求めたいときが来るだろう
更に真の人間というものの資格を持つ事は極めて難しいのだ
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