作詩名:N.E

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《人間というものは》 俺の姿は人間に見えるだろう 姿によってだけきめられるのではないだろう 人間というものは 血だって流れているだろう 拳だって殴れるだろう 二本足で丁寧に走れるだろう 両手で赤子を抱き上げられるだろう 本能なんて少しだろう 笑顔だってあるだろう 人間というものの資格を持つ事は簡単なのだ 人間と言うものは 殴られても仕返ししないだろう 人の感情を感じるだろう 判断だって創造力だってあるだろう どんな苦難だって成し遂げられるだろう 人間の愛と絆ってやつもあるだろう 生きられるだけ生きるだろう 幸福を求めたいときが来るだろう 更に真の人間というものの資格を持つ事は極めて難しいのだ
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