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「ごめん…考え事してた…ひなた………」
「いたいた!優牙ぁ!」
ひなたと僕は声のする方へと顔を向けた。声の持ち主は、今日、僕に、ひなたを意識させる原因をつくった永久だった。
「どうしたの藤野君?」
「日浦さん、ちょっと優牙借りても良い?」
「良いよ。優牙、私、図書室に居るから終わったら来てねぇ。」
「ごめんね、日浦さん。すぐ返すからぁ!」
永久は、僕を教室に入る様に促す。仕方なく教室に入った。
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