第1話

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『直樹・・なんか不気味だよね?さっきの人。』 千春もまた同じ事を思っていた。 「まっまぁ、せっかくの旅行だし楽しくしようぜ?」 俺は今日千春にプロポーズするんだ。 楽しくしないといけない。 「あっ俺はさっそく風呂行ってこようかな!」 俺は立ち上がった。 『私も!あっ用意しないといけないから、先に行ってて!』 女の子は大変だと思いながら部屋を出ようとした。 『何、これ』 部屋の奥で千春がつぶやいているのが聞こえた。 俺は出口付近だったので千春に大声で 「どーした?」 と聞いた。 『何でもない!先に行ってて。』 千春が奥から叫んだので俺は気にせずお風呂へ行った。
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