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『っていう話です。』
ミサの後輩は全て話してくれた。
タケルは放心していた。
『そんなことが、本当にあるのか?』
タケルは信じられないのであろう。
でも私はミサがおかしくなる前と後を知っている。
「タケルさん・・ミサは本当にCDに殺されたのかも知れない・・」
私はつぶやいた。
『CDで人が殺せるわけ・・』
「でも現にミサも、ミサの後輩の知人も同じような不信死をとげてるわ。」
タケルは下をむいた。
CDで人が殺せるなんて私だって信じられない。
とにかく、このCDを作った人を探さないと・・
『幸子・・』
タケルは急に私の名前を呼んだ。
「え?」
『俺も調べる。警察なんかあてにならねぇ。ミサの死を、そのCDを調べる』
タケルはそう言い放った。
私はうなずくしかなかった。
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