第二章

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私はそんな港町の、遠い親戚筋に当たる家に、うつ病の転地療養のため 23歳の春に訪れた。 一日中海を眺めたり散歩をしたり極めて退屈に過ごしていた。 そこには小さな網元が幾つか有り、漁師たちへの便宜を図っていた。
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