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日がたつにつれいじめはだんだんエスカレートしていった。
部活終了後一人で部室掃除や洗濯をさせられる。
もちろん帰り着くのは遅くなり家に帰れば怒られる毎日。
″もぅ嫌だ…。″泣きながら眠りにつき朝がきた。
この繰り返し。
″あぁ~部活行きたくないなぁ~。″
その日もいつもと変わらずいじめをうける。
悔しいけど反抗する勇気がない…。
カナ先輩
「片桐さん今日もおねがいねぇ~お疲れ」
由羽佳
「はぃ。お疲れさままでしたぁ!」
″はぁまた一人かぁ。涙でそぅ…でも頑張れ自分″
ガラガラガラドアが開く音がした。
そこにはいつもうちをフォローしてくれる叶(カナウ)君がいた。
由羽佳
「びびっくりしたぁ。叶君かぁ!どうしたの?忘れ物でもした?」
叶
「…。いや、ちょっと。由羽佳サンいつも一人で後片付けとかしてるの?」
由羽佳
「うぅん、部活きて部室きれいだとヤル気でるでしょ!」
叶
「まぁ~いつもありがとう。俺も手伝うわ!」
由羽佳
「え!イィよ~疲れてるやろ~。早くお家帰ってゆっくりしなぃ!」
叶
「大丈夫!俺、若いから」
由羽佳
「意味わかんないし!」
″良かったぁ~今日は一人でじゃない!!″
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