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「分かった、分かった。もう悪事は、しねぇよ。」
銀行強盗は、今度は、素直に答えた。
「Mission Complete.では、これをどうぞ。」と言って、炎獅は、銀行強盗に一枚のメモ用紙を渡した。
「おい、何だよこのメモ用紙?」
「後で、開いて下さい。では、銀行内の皆さん、及び銀行強盗の方、今から、僕の左手だけを見てくだい。」と炎獅は、言い、左手の甲に今度は、『消』の文字を書いて、
「いいですか、いきますよ。5、4、3、2、1。」炎獅は、秒数を数え、1と言った瞬間、再び左手が、輝いた。
それから、直ぐの事である。銀行強盗は、「大丈夫ですか、大丈夫ですか。」という声を聞いて、気を失った状態から、目覚めた。目の前には、炎獅が、心配そうな顔をしていた。
「あ、目を覚ました。良かった。」
「俺は、いったい。」「急に、倒れたんですよ。覚えて、ませんか。」
「あ………、いや、全く。貴方は、誰ですか。」
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