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「なるほど、犯人は、一人かぁ~。」と炎獅は、言い、銀行内に入ろうとした。普通なら、ここで、「ここから先は、立ち入り禁止です。」などと、警察官が、言う所だが、この世界には警察官が、いないので、それは、無いのである。
この様な、事件に欠かせ無いのが、マスコミ(テレビ中継)である。
「えー、こちら、現場の奥山です。えー、犯人はですね、銀行内にいる、全員を人質として、銀行側に『金を出せ』と要求している模様です。」と奥山 映辞(おくやま えいじ)アナウンサーは、言った。
そんな中、炎獅は、銀行内に入ろうとしていた。それを、見て奥山アナは、
「あの~、何処に行こうとしているんですか。」炎獅に🎤マイクを向けて聞いた。
「銀行の中。」炎獅は、即答した。
「あの~、銀行内は、危険ですよ。」
「分かってます。」
「ならなぜ?」
「それは、私が、゛処刑人゛だからです。」と炎獅が、言うと今まで、騒がしかった銀行まえが、急に氷ついた様に、静かになった。
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