-壱-

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  煌々と真紅な綺麗な唇。 僕は君と一晩を共に過ごす。 嬉しいのか、可笑しいのか、彼女と過ごす微熱の時間。 次の日 いつの間にか寝ていた時の白昼夢。 彼女は花を摘みながら、笑顔で振り向いた。 それはそれは美しい。 それは時に白く時に赤い。 小柄で可愛らしいようで、葉には棘がある花のように。  
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