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僕の愛ゆえに
君は壊れていき
流るる涙は
河の如く溢れて…
君の白くて細き腕
長き黒髪を掴んでは
『壊してしまいたい…』
この衝動を抑え込む
君に手錠をつけ
壁に吊るし
首輪を引っ張り
僕だけを見て
僕だけの君でいて
僕だけを愛して
僕だけ…僕だけ…
脳内妄想…?
床を見ればホラ
一点を見つめる彼女
何が見える
何も見えない?
何が聴こえる
何も聴こえない?
冷たい目からは
血を流し
最高の笑顔で
見つめる先には
何も
何も
何もない…
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