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忘れはしない…あれは、俺が中学三年生の時だった。
ウチの中学は…一年ごとにクラス替えをしていた…
二年から引き続き、同じクラスになるヤツ…新しく顔を会わせるヤツ…中には、三年間同じヤツもいた。
新しいクラスの教室で、一際…大きな声で笑っている女がいた…初めて見る顔だった…「中村信子」
特に、綺麗な子ではない…お世辞にも、飛び抜けて可愛い訳でもない…ただ笑い声だけは、飛び抜けて大きかった。
これが、自分と信子との出会いであり…自分自身の中で、これほど大きな存在になるとは…この時点では想像も出来なかった。
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