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私は休憩の間に昨日から今朝にあった事を全て話した。
南は意外と冷静に話を聞いてくれた。
「ストーカーでも好きなんだ?」
「うっ…。だってずるいんだよ!王子様みたいな登場の仕方するんだもん。だけどまさか…あんなに天然だとは…。」
「どうせ天然なところも可愛いくていいと思ってるんでしょー?」
南はニヤリと笑った。
「あーもう!そうですよ!!」
「わぁーい、認めた。可愛いねぇ、葵は。」
「可愛く無いもん!」
「可愛いよ。さぁ、後一時間頑張ろう!」
南は笑いながら、わざと話を変えて席についた。
数学の授業が終ったらお昼ご飯だ。
そう思うと苦手な数学も少しだけ頑張ろうという気になれる。
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