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遼と別れた俺は空を眺めながら帰路を歩いた。少し夕焼けが落ちていて空には綺麗な星が輝いている。
『星が綺麗だな、それに今日は満月か』
夜空を眺めていると飛行機が飛んでいた、普通なら当たり前の様に思えるが今空を飛んでいるのは月からの往復艦であった。
俺が住んでいるこの満弦ヶ崎中央連絡港市は月との唯一の交通手段であって、月人の居住区などがある街なのだ。
(あの往復艦に、今度フィーナ様の代わりに来る留学生が乗っているのかな・・・・・・まさかね)
と思い俺は立ち止まり、往復艦が飛んで行く方を観ていた。
そして往復艦を見送ると、俺はまた帰路を歩き始めるのだった。
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