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「あの事件が起きて、お前を曽我家に入り込ませるこの作戦を思いついたってわけよ。まさか、こんなにうまくいくとは思ってなかったけどよぉ。お前はいい娘だよ!」
「姉さんは…姉さんはこの事、あなたの娘じゃない事を知ってるんですか?」
怒りで声が震える。
「知るわけない。社長だって知らないはずだ。俺と嫁さんの秘密だからなぁ…。お前の返答次第では……。」
ニヤリと笑う顔が悪魔に見えた…。
私が掴んだ幸せ。
こんな人に…こんな人に…壊されてたまるか…!
姉さんは、本当に私の姉さんなんだ!!
私達の絆の強さ…あなたになんか分かるはずない!!!
心の奥で叫んでいた…。
その時…何かが…プツンと切れた音がした…。
そして…
「私に任せなさい…。」
そんな声がした気がした…。
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