388人が本棚に入れています
本棚に追加
そして、俺達は俺の部屋に居る。
「レンさん、あの…。」
「話したくないなら話さなくていいよ。」
アンがあまりにもつらそうだったので、無理に聞き出す気にはならなかった。
「いえ、大丈夫です。レンさん、聞いてくれますか?」
「ああ。」
アンは話しだした。
「黒い帽子を被った方がソラ。もう一人の少女がマイです。」
「そうか。」
「前、魔道師の話になりましたよね。」
「ああ。」
「その時、私が言おうとした名前がソラなんです。」
「あの時、盗賊達を吹き飛ばしたのはソラだったのか。」
「ソラ達は、友達だったんですが…。」
最初のコメントを投稿しよう!