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警察ってやっぱ怖いな
でも優しかったぜ
それは昨日の出来事
ニートの暇過ぎる俺は日々悶々としていた。
ホント、いつもVIP見てるだけ。
他にやる事も無いし・・・
いつものようにVIPでコテでも煽るか・・・
そう考えた時、どこからともなく俺の心に響く声が聞こえた。
面白い事が無いのなら、君がやればいいじゃない
ニート(24・男性)
神よ・・・また貴方なのか・・・
でも面白い事って言っても簡単に思いつく物じゃないしなぁ
俺が何やろうが面白く無いし・・・
まあ、釈然としねぇが
他力本願でいくしかねぇな
俺は100均に走った。
購入したものはケチャップ
今回はコレだけでいい
前回と同じ手は通じないし
何よりやり過ぎると今日こそ捕まる
ケチャップを手にした俺はその脚であの場所へ向かう
奴との決戦の地
そう家から電車で10分の駅にあるあの警察署だ
しかし俺は作戦を確かめるように徒歩で向かった
本当は電車賃がもったいないだけだ
警察署に到着した俺は恐ろしく落ち着いていた
コレが慣れって奴か・・・
奴等がビビる様・・・目に浮かぶようだ・・・
物陰に身を隠し
ケチャップの封を開けた俺はソレを顔に塗ってみる
近くで見られたらすぐバレるな
まぁ、今回は奴と絡む事が目的なので
少しでも相手にしてもらえればそれでいい
知らないおばちゃんがチャリ漕ぎながらコッチを見ている。
恥ずかしいから見んな
準備を終えた俺は警察署によろよろしながら歩いて行く
そしてすぐさまその場で転んで見る
我ながら見事な転倒だったと思う
腕すりむいたし
超痛い
俺を見た警官が他の警官を呼んでいる
虚しいから早く来い
すぐに2人組みで俺の方へ走ってきて
警官A「大丈夫ですか!?」
警官B「立てますか?」
とか言ってるのwwww
バレそうなので顔を伏せる
俺「ううう」
警官A「何があったんですか?話せますか?」
俺「うああ」
警官A「ちょっと救急車呼んで!」
警官B「はい!」
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