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『まったく、失礼だな!』
「アハハ…ゴメンね。」
狼は頬を膨らませ拗ねるのでミーナは両手を胸の前に合わせ謝った。
「で、君は契約をしてくれるって事で良いんだよね?」
『さぁて、それはどうかな?僕の欲しいと思う物を出したら契約しても良いよ。』
ミーナが狼を見ると狼は意地悪そうな笑みを浮かべ言ってきた。
「つまり代償の契約って事だね。」
『そう言うこと♪』
ミーナが呟くと狼は笑顔で頷いた。
「分かったよ。で、何が欲しいの?」
『ん~特に無いから君が決めてよ。』
「じゃあ、私のプロマイドを…」
『要らない!』
何でも良いと言うのでミーナは自分のプロマイドを出そうとすると要らないと断られた。
「えぇ~、何でも良いって言ったのに。」
『せめて、もう少しマシなのにして。』
ミーナが文句を言うと狼は頭を項垂れた。
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