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『いきなり、帰れ宣言!?・・・うぐっ、グスッ・・・ひ、酷いです。久しぶりの召喚かと思えばこんな扱い・・・酷いよ~!!』
「うおっ!?泣くな!お前の涙は軽くコンクリと同じくらい固いんだから当たったら危ないだろうが!?」
白竜はまさかの帰れ宣言に大粒の涙を流し泣き出したが白竜の大きさから落ちる涙は人間に対しては凶器以外の何物でもなかった。
『だって!だって~!召喚できる人間が居るって思って嬉しかったんですよ~!!』
零がなだめるが一向に泣き止む気配はない。
「仕方ねぇ~な。泣き止んでくんなきゃこれしか手はないな。腹減るからあまり使いたくないんだがな。」
そう言って零は魔力封じの指輪を二個外し
「我、空間を掌握するもの・・・我、倫理を曲げしもの・・・我、汝を掌握しさんが為、倫理を曲げん。赦されるわけなく、赦されようとも思わん。ならば我にその身を委ねたまえ・・・空間身体掌握操作【スペースボディコントロールシージング】!!」
白竜は泣いているので零が呪文を唱えたのに気付かずにいた。
零が呪文を唱え終えると白竜の身体がみるみる縮み零より少し背が低くなった。
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