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「だから悪いけど・・・帰っ・・・『嫌です♪』・・・はっ?」
零が帰ってくれと言う前に断られた。
流石の零も驚いた。
「えっと、何で?」
『だってそんな面白いお方の使い魔になれるならそれを断る必要なんてありません♪』
零が聞くと嬉しそうに白竜は答えた。
「だからそれじゃ困っ・・・『それにこの空間は契約が破綻するか私が解くか私を殺さなきゃ解けません♪』・・・調子に乗るなよ?」
聞く耳持たない白竜に零は殺気を漏らした。
『私を殺しますか?殺るからには私も只じゃ殺されませんよ?』
「はぁ~お前の勝ちだ。」
白竜も零に殺気を出しながら言うと零は頭を抱えた後、両手を上げた。
『ふふっ、では契約成立ですね♪』
白竜は嬉しそうに言う。
「あぁ、だがそのままじゃ向こうに戻っても出せないぞ?」
『それなら心配ありません。』
そう言うと白竜の身体が光みるみる小さくなり白竜の姿から人間の姿へと変わった。
白竜の人間の姿は綺麗な銀色の長髪に誰もが振り向く様な容姿をした女性だった。
『これなら問題ないですよね?♪』
「はい・・・」
白竜の笑顔に零は完全に負けたと分かり素直に頷いた。
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