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全ての授業が終え零は自分の部屋へと戻ってきた。
「はぁ、今日は疲れた。」
「お疲れさまです♪」
零が溜め息を吐くと誰も居ない筈なのに声が聞こえた。
「へっ!?」
零が慌てて声がする方へ振り向くとそこにはティアナが立っていた。
「ティアナ!?何でお前が此処に!?」
「何でってそれは私はご主人様の側に居たいので居るだけですが?」
零が聞くとティアナは笑顔で答えた。
「いやいや、居たいからって・・・それにそのご主人様ってのは?」
「はい、貴方は私の主になったからご主人様です。」
「いや、その呼び方は駄目だし。ってか、帰れ。」
笑顔で答えるティアナに零は帰る様に言った。
「一緒に居ては駄目なんですか?」
するとティアナは涙目で零を見た。
「くっ・・・分かった。居ても良い。幸い部屋は一杯あるし。けど、ご主人様だけは止めてくれ。」
零はティアナに見つめられ罪悪感を感じ許してしまった。
「やった♪でも、ご主人様が駄目なら・・・零さんでよろしいですか?」
「あぁ、それで良いよ。」
こうして、零の部屋に同居人が増えた。
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