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この二人が出会ってから 訪れた初めての夏。 夏休みの課題で 自分の好きな題名で絵を描く というものが出た。 彼女と彼は教室で二人で絵の題名を考える。 数週間、彼女から連絡が取れず 少し久々に会ったような気持ちになった。 彼女に聞いたところ、用事と言って それ以上詳しいことは言ってくれなかった。 彼女はいつもそうだ。 重い病気の痛みを隠すように 笑顔をしては何もないよ と強がって… 僕の絵を見て、上手いや素晴らしい という言葉な無くて いつもアドバイスをしてくれた。
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