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「………」
「…なぜ帰らないんだ?」
他の部員たちが帰り、しんと静まり返った部室。
そこにいるのは部活動日誌を書く手塚とその姿を眺める不二だった。
「あ…僕のこと?」
「…おまえ以外に誰も居ないだろ…;」
「ほんとだ」
不二がフフッと笑った。
「待っていてくれるのか?」
「うん」
手塚は不二が自分を待っている理由になんとなく気づいていた。
「すまないな…もう少しで終わる」
「うん」
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