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「ねぇ、今日女の子に告白されたって?」
手塚が日誌を書き終えたとき、不二は手塚にそっと問いかけた。
手塚は小さな溜め息をついた。
「噂か」
「まぁそんな感じ」
「断ったがな…」
こういう事があると手塚はなんとなく元気がなくなるのを不二は知っていた。
「今は僕たちにとって大事な時期だもんね…しょうがないよ」
自然な流れで悩み相談が始まった。
そう、不二が手塚を待っていた理由は手塚を慰めるためだったのだ。
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