友情の記録

君の悩みは僕を悩ませる (塚不二)

｢だから僕も……僕は手塚が好きだよ｣

｢……！？｣

手塚は｢好き｣という言葉に動揺した。

そしてなにより違和感のなさに驚いた。

｢辛い…？｣

｢…………｣

手塚は返す言葉をすぐ見つけられずに言葉を詰まらせてしまった。

｢あ…ごめん、上手く慰めてあげられなかったみたいだね｣

不二が恥ずかしそうに目線をそらした。