第三章

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その次に聞こえた声 「プリンセスは…プリンスの玩具なんだよ」 この言葉を聞いた時…全ての辻褄が合った 久しぶりに会った時の凛 あの時にはもう…遊ばれてたの?? 電話越しに聞いた凛の声 あの時にはもう…諦めていたの?? 奈央「………凛…」 この時…扉が開いた 出てきたのは…泣ながら震える 奈央「………凛!!」 凛はこっちを見て驚きながら 凛「あたし…もう無理みたい…今までありがと」 もしあの時…無理矢理でも 凛から話を聞いていたら… 何か変わったのかな 奈央「ごめん…ごめんね」 こんな頼りない親友で こんな情けない親友で 明良「おい…何をしている」 あたしの思考をかき消した あたしの親友を奪った奴 奈央「あたしは絶対に許さない」 凛が「もうイィ」って言っても 神様が「許せ」と言っても 奈央「絶対に許さないから!!!」 ━━━━━━━……パン あたしは明良の頬を叩いた そのまま…生徒会室を出た 凛はその後…転校した 昔誰かに聞いた事がある プリンセスになった次の年に プリンセスはいなくなる…と 代々のプリンセス達も 凛と同じだったんだろーか
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