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その後の授業も無事に終えて竜花は帰る準備をしていた。
春香もぐったりして眠たそうだ。
竜花としばらくもみあったからだろう。
給食の時間はキレた春香が急に襲いかかってきた。
「さて、帰ろう」
春香は何も言わない。
「聞いてる?」
「聞こえない」
「あっそ」
恐らく構ってほしくて竜花の話を無視してるのだろう。
その証拠にさりげなく竜花をチラチラ見ている。
耐えきれなくなった竜花はとっとと帰ることにした。
帰ってゲームがしたいのだ。
しかしそんなことを言ったらすねを思いっきり蹴られることは間違いなしだ。
ということで連れて帰ることにした竜花は春香の手を引っ張って無理やり帰る準備をさせた。
そして帰り道に竜花は怪しい男を見つけた。
人としてなのかわからないとてつもなくどす黒いオーラをまとった人間だった。
明らかに悪い人間に属する方だった。
竜花はその人間に恐怖を覚えた。
そして後にその人間が恐怖の事件を起こすことになる。
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