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不気味な瞳でにじりよる姉。
後ずさる弟。
「今度こそチューしてやるぜ」
「今しただろ」
甘えた顔をして嫌がる竜花を追いかける姉。
いつからこんな姉になったんだか……と感慨にふける。…暇もない。
「わっせろーい」
今のは姉の横をすり抜けようとして出た奇声であり、そのままつまづいた。
姉がにじりよっていた為に姉の柔らかい肩を触り、押し倒す形になってしまった。
姉の春香は変わってるが美少女な為に竜花はドキドキしてポーッとしていた。
「竜花ちゃん……大胆」
赤い顔で言われてハッと我に帰ったが女の子特有の甘い香りが余計に竜花を混乱させた。
我に帰れなかったみたいだ。
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