小さな祠

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肝試しが好きでその日も○○山へ車で肝試しにいった。 山に入ってしばらく進むと脇に小さい神社があってさ。 興奮してみんな 「あそこやべー!」とか言ってんの。 酒の勢いもあって車の中のやつら全員乗り気。 大丈夫だって!!と何を根拠にいうのかわからんが 馬鹿笑いしながら運転手のBが車を止めた。 神社はこれといって何もなかった。 小さな祠が一つあって、その祠の側にでかい木が一本立ってた。 周りは真っ暗で雰囲気は最強だったが全員酒が入ってるので 関係ない。 「うひょ!こえぇええ!」 なんて言いながらおもしろ半分に祠に手を合わせたり 付近でふざけ回ったりしていた時。 霊感が微妙にあると言うAがふざけるのをやめて俺の方をじっと 見つめてる。 俺は祠の側の木を背にして立ってて、 「エロくて裸エプロンで仕事帰りの俺を迎えてくれる あゆ似の彼女を俺に下さい!!」 とか祠に祈ってる連れをみながら爆笑していた。 Aもさっきまで一緒に爆笑していたのに、急に 真剣な顔になって俺を見ている。
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