プロローグ

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言い忘れていが、俺の名前は大蔵拓哉(おおくらたくや)。 ここで赤ん坊の様に大泣きしてるのが親友の千崎翔梧(せんざきしょうご)。 あともう一人親友と呼べる奴がいるんだが……姿が見えないことから、どうやら今も活動中のようだ。 ていうかいい加減にやかましくなってきた…… 「おい翔梧!!人前で泣くなんてみっともねぇと思わねぇのかい!」 だが俺の忠告は空しく、その泣き言はより一層激しさを増すだけだった。 (仕方ない……一人で挨拶すませてくるか) 諦めるのが早いのは俺の特技。翔梧をその場に残して俺は世話になった人たちへの挨拶へと向かうことにした。 と思った矢先、 「あ、大蔵先輩!!」 そう後方から大声がとどいた。
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