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あんな事があり、朝から複雑な気持ちだった。
『……なんで?!!あれは夢だろ?!!!だったら何故あの時硫酸に着いた部分が溶けている?!何故あの問題が書かれた紙を持っている!!!?何故あの時捨てた時計が見つからない!!!?』そんな事を考えながら朝食を食べていると
『お兄ちゃん、どーしたの?なんか顔色わるいょ?』
『ん?……あ、ああ。ちょっと具合が悪いみたいなんだ』
『そうなの?!だいじょーぶぅ~???』
『大丈夫だよ。』その会話に気付いて母が
『あんた具合悪いの?ちょっと熱測ってみなさい。』
そう言って体温計を渡してきた。
『大丈夫だよ。熱もないだろうし……』
『なに言ってんの。そんなの分かんないでしょ!?いいから計りなさい。』
『………はぃはぃ。』僕は渋々計る。
『…36.5℃。熱は無いわね。どーする?学校行く?』
そう聞かれて『行く!』と言う馬鹿はうちの妹だけだろう。
『………行かない。………ダルいし。』
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