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母は少し慌てて家を出て行った。
『……はぁ。何しよう。』
何もする事がないので寝る事にした。
音がしたので目を覚ました。どうやらいつの間にか寝ていたらしい。
『おにーちゃーん。何してるのー?』
『ん?………今起きた。』
『え、寝てたんだ。さっきまで一緒に隣で話してたのに?』
『は?何言ってんの?お前………。』
『お兄ちゃん冗談つまんないよぉ~♪』
美華が言っている事の意味が分からない。僕がさっきまで一緒に話してた?さっきまで寝ていたんだぞ!?そんな事を考えていたが
『お兄ちゃん。早くしないとあれ、焦げちゃうょ』
焦げる?なにが?そう思いながら台所に行くとカラメルソースが作られてる真っ最中だ。
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