四国

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空也は、獣道をどんどん進んでいた。 うっそうと生い茂る木と、草をかき分けながら前へ進む。 昼間だと言うのに、辺りは暗かった。 生い茂る木で太陽の光が遮断されているためだ。 空也は足を止めた。 そして辺りを見回す。 耳をすまし、鋭い眼光がゆっくりと動く。 そして、その視線が止まる。
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