四国
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空也は心を静かに落ち着かせた。 心を無にする。 邪念のない心で周囲を感じとるためだ。 空也の研ぎ澄ました心に引っ掛かるものがあった。 強大な力を持っている何かが、そこにいた。 周りにいる落武者たちとは比べ物にならない。 空也は、閉じていた目をゆっくりと開き、力を感じた方へと向く。
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