闇の結界

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雷の低い音と男の声が重なりあう。 ひときわ大きな声を男があげたと同時に、雷が岩へと落ちた。 激しい音と光と共に煙が上がる。 縄が燃えはじめていた。 稲光で辺りが一瞬、はっきりと見えた。 岩の奥には、小さなほこらがある。 カタカタとほこらが風をうけて音をたてる。
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