暗い世界

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枝にかかっていた服を取り、老婆はあたしに投げた。 慌てて服を着るあたしを老婆はじっと見ていた。 なんなの?このおばあさんは。 「…その若さで一体何をしたんだかな。」 そう独り言のように呟いて、川を指差した。 「さ、おいき。」 と。
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