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北部陣地にたどりついても、休む暇もなく、敵を迎えうった。
「弾がきれた!誰か弾を…」
「日本兵ダ!火炎放射機ヲカセ!」
「うぁぁ!来るな!」
ゴォォォォォォォ…
「うぁぁ!熱い!誰か…死にたくない!康子…」
北部陣地も次々に攻略されていき、陥落も近く感じられる、これは、最悪の持久戦だ…
「閣下!第三陣地、残る者たちでの突撃の許可を願います!」
「駄目だ!玉砕は認めん!生きて西田中隊に合流しろ!」
「り…了解」
今の状況で動けばやられるだろうが、無駄には兵を失いたくないという閣下の心の表れであろう。
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