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「すいません!こちらは、歩兵第51中隊守備陣営でしょうか?」
数名の歩兵が入ってきた。
「貴様たち、どこから来た?」
「はっ!摺鉢山の第3小隊であります!栗林兵団長のご命令で参りました。」
「栗林閣下が…士官はおらんのか?」
「ここに来る途中、戦死なさいました…」
話を聞けば、部隊のほとんどがアメリカ軍の攻撃で戦死したらしい。
「ご苦労だった。少し休め。戦はまだ長い。」
そう言って彼らを休ませた。全員が二十歳位の未来ある若者たちであった…。
開戦8日目を過ぎ、更なる悲劇が彼らを襲った…
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