8人が本棚に入れています
本棚に追加
その日秋也に生まれて初めての彼女ができた。
名前は椿 魔宵と言う。
学校の帰り道秋也は、ふと椿に言った。秋也「椿!」「てっ……手ぇ つないで良い?」椿「ダメ!」
付き合い始めて1ヶ月程になるが、恋人同士らしい進展はなんにもない。椿「別に今、手をつなぐ必要はないわ。」秋也「…………」(なにもそんなにキッパリ断らなくったって……)(ガクッ)まぁ、あえて恋人同士っぽい行為と言えば、よだれの絆くらいである。椿「秋也君 はい」秋也は口を開け舐めた。
毎日帰り道の別れ際に椿のよだれを秋也がちょっとだけなめるのである。キスどころか手をつなぐ事だってまだだけど、この日課だけは椿は欠かした事がなかった。椿「じゃあ秋也君! また明日ね。」
最初のコメントを投稿しよう!