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「ねぇ!真ちゃん あのパトカ―私達の高校に向かって無い?」 俺のYシャツの袖を引っ張り不安そうに聞いて来た。 「えっ…」   礼美の言う通りだった。 確かに、パトカ―の集団は確実に早瀬高校へと向かって行っている。   「(なんか…、本当にヤバい事になりそうな気がするなぁ)」   不安や好奇心が入れ混じり 鼓動を押さえ切れなくなった俺は 礼美の手を掴んだ…   「礼美!早く走るぞ」   そう俺は言うと 一目散に学校へ走った。   「ちょっ!真ちゃん何するのよ 朝から騒々しいよ?」 「騒々しいのは、お互い様でしょ?」   鼻で笑いながら言うと 礼美は、もう…。と呆れながら走って行った……
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