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「このままじゃ
私が逮捕されて刑務所行きだ」
全身が冷や汗でびしょびしょだ。
今日の気候は、夏は夏でも真夏日だ。
さっきから
セミの鳴き声がうるさくてたまらない。
イライラすればする程
焦りで汗が出て来る。
美術室のク―ラーの音もうるさい。
「もう静かにしてよ
もう…うるさい」
ダメだ…
暑さで何も思い浮かばない。
まずは
私はどうすれば……
―――
「まずは…
こいつをどこかに隠そう」
私は指紋が残らないように美術室にあった軍手をして男の両脇に手を通した。
「う……臭い
まさか、もう腐り出しちゃったの?」
ドラマで見た事がある。
死体は
時間が経ったら腐り始めるんだ・・
「早く何処かに隠さなきゃ…」
男の両脇に手を通したまま美術室準備室に隠す事にした。が
「重い…、こいつ何キロあるのよ」
推定80キロはあろうという巨体を私は引きずり出して
美術準備室の扉の前に着いた。
美術準備室は美術室と繋がっている為
移動しやすいと考えたからだ。
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