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朝からセミの鳴き声が聞こえる
それもそうだ
昨日は、真夏日であったから
窓から溢れ出る太陽の日差しとセミの鳴き声で俺は起きた。
目を開けて天井を見上げてみれば
ギャンダムのポスタ―がデカデカと貼ってある。
「(そういえば
俺がギャンダム好きになったのは
中学時代にテレビでみたギャンダムの影響だったなぁ)」
しみじみと
ギャンダムについての思い出が頭をよぎった。
「(ギャンダムを観て以来、俺は虜になったんだ。
部屋にはギャンプラだらけだ)」
あたりを見回し
ギャンプラで部屋を埋め尽くされている事を再確認すると、ふっ…と鼻で笑ってしまった。
「(ある日
小学時代で唯一の友達である礼美を部屋に連れて来た時はドン引きだったなぁ。
ヲタクかっ!って突っ込まれたから…)」
自分の思い出を語っていると下の部屋から
「真哉!いつまでねているの。
早く降りて来なさい!!」
母に怒鳴られ我に戻った俺は
ベッドから降り
クロ―ゼットにある制服へ着替えた……
―――
下の部屋へ行く為に階段を降り
食卓へ座った。
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