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眠気を振り払うように目を擦る
「(今日の朝食も素っ気ないなぁ)」
食卓に並べられている食事をみて溜め息をついた。
パン・目玉焼き・牛乳
素っ気な過ぎる…
隣りに目をやると弟である拓也が座りながらも眠いせいか、ウトウトしている。
拓也は、この街では有名な進学校に通っている中学1年だ。
無論、ヲタクとは正反対の存在だ。
「(拓也は凄いなぁ…)」
俺は、拓也を羨ましそうに眺めていた…
すると
俺の視線に気付いたようで。
眠い目を擦りながら
「兄さんどうしたの?」と質問されてしまった…
いやっ何でもない。と視線をパンに戻し食べ始めた。
ふぅん。と言い拓也も食事をし始める……
――――5分後
朝食を食べ終えた俺は母さんに、行って来ます。と言うと玄関前で髪等を直す
「よしっ。いくか」
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