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「そこどけ!でなけりゃあ痛い目みるぞ?」
男がジリジリと距離を詰める。
「戦えないなら逃げて!
じゃないと消されちゃう!」
女の子は俺に向かってそう伝えると同時に中年男に体当たりした。
「は?えっ、ちょっと!」
「おっとっと!わざわざお嬢さんから来てくれるとは嬉しいな!」
「きゃあ!」
好都合とばかりに簡単に捕まってしまう。
「消される…?
つうか、助けてとか言っておいてなんなんだよっ…!」
俺は側に立て掛けてあった金属バットを掴んだ。
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